Blog

ブログ

新着情報
2019.03.01メルマガトライ通信
メルマガ「トライ通信2019/03/01 第8号」

≪1≫ごあいさつ

3月になりました。
私たちの工場のある、ここ静岡県沼津市では、このところ毎朝の最低気温が10度を超 える日が続き、もうこのまま暖かくなるのかなあと感じさせます。
思えば今年の冬は、冷えて地表の水たまりに氷がはる日が何日あっただろうか。
やっぱり地球温暖化が進んでいるのか、と心配になってしまいます。

さて、静岡の3月といえば、気がかりなことは、駿河湾特産の桜えび漁はどうなるのかなということです。
毎年、春と秋の2回の操業期があるのですが、昨年秋は特段の大不漁で、調査の結果、資源保護のため操業自体が中止されるという初めての事態となりました。
その影響で、地元でもお刺身の桜えびはもちろんのこと、釜揚げやかき揚げでいただくことすらできなかったのです。定食屋にもおみやげ屋にも居酒屋にもない、冷凍保管の加工用在庫も底をつき、地元の専門加工業者や飲食店は大打撃を受けています。

今年の春はどうなのでしょうか。
貴重な観光資源ともなっている桜えび漁が復活でき、買い求めるおおぜいの人々で、漁協直売所の周辺がごったがえす毎年の風景が戻ることを願います。
春は、英語でspring。ばねのスプリング、また水の湧き出る泉、という意味でもありますね。物事が始まる、湧き出る、跳ねるという意味から、春をspringというようになったそうです。

春、気温が上がると、保冷材の需要も多くなり工場も忙しくなってきます。
新年度や新しい学年がスタートする時期ですから、気分をリフレッシュさせて毎日元気で過ごしましょう。

株式会社トライ・カンパニー
代表取締役副社長
水田 裕文


≪2≫「今月のはやみさん」
「~読んで得するお役立ちコラム~」

メルマガを購読してくださる皆様、今号もお読みいただきありがとうございます。
経理チームの速水でございます。
今回はとっても不思議な[からだの現象]をお伝えします。

皆さんには、好きなものと嫌いなもの、必ずありますよね。
食べ物や趣味、スポーツ、学生さんにおいては教科や科目。実はこれ、体に大きく影響するんです。 試しに以下のような実験をしてみましょう。

『曲がらない腕 』

①腕をまっすぐ伸ばし、壁にかかっている時計やカレンダーなどを指さします。この時、指先の時計やカレンダーをじっと見てください。

②大きな声で『好きなもの』を声に出します。
例えば、スイーツが好きな人は『ケーキが好き!』お酒が好きな人は『ビールが好き!』等々。

③そばにいる人がその腕を曲げようとします。あれ?曲がらない。
力を入れて曲げようとしてもその腕は曲がりません。

④次に『嫌いなもの』を声に出しますが、今度は嘘をついてみます。学生さんで数学が嫌いな人は『数学が好き!』と事実と反対のことを言います。
同じように腕を曲げようとすると あら?今度は簡単に曲がります。
『数学が嫌い!』と言い直すと今度は曲がりません。
不思議でしょう?これは意識が体に働きかけているから起きる現象です。人間って正直ですよね。

さて、次に皆さんにお尋ねします。
自分ひとりの力で他人を引っ張って動かすことができるのは、何人ぐらいまででしょうか?
個人差はありますがせいぜい1~2人ぐらいといったところでしょうか。
ところがどっこい。
驚く結果になる実験をご紹介します。

『これでひとつ』

①3~4人で手をつなぎ横に並びます。一番端の人が他の人たちを引っ張ってみますが、全然動きません。
②一番端の人が他の人たちの前に立ち、『これでひとつ!』と指でくるっと円を描き、全員をひとつの円の中に入れます。

③円を描いた一番端の人がもう一度他の人を引っ張ってみましょう。あらら?簡単に全員を動かすことができます。

嘘みたいでしょ?女性でも子供でもひとりで大人数を動かせちゃうんです。

『曲がらない腕』も『これでひとつ』もやってみると面白いのでぜひ一度お試しください。

前述のように、人間はとっても暗示にかかりやすい、ということが証明できました。
思い込みだけでこんなことができちゃうのですから、訓練すれば考え方や意識で自分の体をコントロールすることができるはずです。自己のコントロール、これは護身術にも繋がるとっても重要なことなんです。 研修やサークルでのブレイクタイムやコミュニケーション、困った時や大事なイベントを控えて緊張する時など、色々な場面で活用してみてくださいね!


≪3≫今月のスポットライト

~身体の不自由な子ども達の声から生まれた
「耳が痛くならないクールまくら」~

商品紹介

毎朝、まくらに血がついている子供たちがいることをご存知ですか?自ら身体を自由に動かせないことが原因で耳に褥瘡(じょくそう)ができ、まくらに血がついてしまうのです。 H.Tくんもその一人で、2017年11月にご両親から症状を緩和するクールまくらの製作依頼を受けました。日本全国にはこのような子ども達がたくさんおり、当社の「保冷材生産技術」と、山本被服様(本社:駿東郡清水町、作業服・事務服制作)の「縫製技術」を活用し、「耳が痛くならないクールまくら」を開発しました。

「耳が痛くならないクールまくら」の特長

①保冷材の“冷えすぎ”によって起こる痛みを軽減します。

②Bには、ソフトタイプの不凍保冷材を収納、頭部を包み込みます。

③まくらを9つの部屋に区画、使用者に合わせた部分徐圧ができます。

④2種類の保冷材(凍結用・不凍用)を使用し、長時間、間接的に涼感を伝えることができます。

⑤Aのまくらカバーには、赤ちゃんの肌着に使われるやさしい生地を使用し、Bのカバーには結露を防ぐ生地を使用しています。 ⑥車いす用タイプは様々な車いすや椅子に装着可能です。

「耳が痛くならないクールまくら」使用者の感想

  • 2018年6月からまくらを使用し始め、約2か月間で褥瘡ができにくくなりました。
  • 夜10時にまくらをセットし朝6時まで冷涼感が続きぐっすり眠ることができました。
  • まくらを区画した事により、耳以外の徐圧も自由にできるため、耳以外の褥瘡も改善しました。
  • まくらカバーが肌に優しい素材だったので気持ちよく眠ることが出来ました。

クラウドファンディングで

一つでも多くのまくらを
ひとりでも多くの人に

今回、日本中のこども病院34か所にこの「耳が痛くならないクールまくら」を無償で届けたいと考え、クラウドファンディングを行うことになりました。

目標金額      :1,000,000円
受付サイト:A-port(朝日新聞社) 
協力者へは弊社保冷商品を返礼致します。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。


≪4≫ 今月のユーザー訪問記
「松本産業株式会社」
静岡県富士市

今回ご紹介するお取引先は、静岡県富士市にある【松本産業株式会社】様です。機械部品のOリングやパッキン (目立たないけど油や水が漏れないようにし、外部のゴミや異物の侵入を阻止する為に使用されている製品) 、接着剤(工業用・食品工場向け)などを販売している会社です。その数1万種類以上。自社の倉庫でピッキングから配送までを行っています。

倉庫内商品棚

取材に訪れた際に、案内された部屋に非常用持ち出し袋、ヘルメット、その他防災用品が大量に備蓄してありました。その中には弊社の「湯わかしBOX」も用意されていました。松本産業株式会社松本社長は、社員とその家族の安全を大切にしており、その想いからこれだけの防災用品を備蓄しています。(実際に食料は社員の同居家族分の2週間分を備蓄しております。)

そんな松本産業様が今、力を入れているのが【静岡まるごとネット通販】の運営です。こちらは全国に静岡県内の魅力的な商品を紹介し、地元で頑張る中小企業を応援したい、という思いから作られたサイトです。現在、約40社の企業が参加し、商品は食料品や日用品など約1万2千種類にも及びます。弊社も防災用品の「湯わかしBOX」と「ニポン非常時用」を掲載していただいております。 将来的にはこのサイトから購入するとポイントが貯まり、地元の吉原商店街で使用できる共通商品券など、静岡県に遊びに行くとお得に使える各種商品券・チケットなどと交換することができるようになります。出展企業の中にも吉原商店街に店を構えているお店があり、商品券の使用が可能になります。ぜひ一度サイトを訪れてみて下さい。

U R L:https://shizuoka.marugoto.net/

この他に静岡県内の大学生にインターンシップを通じて県内企業の紹介などの活動をしています。これからも松本産業様のご活躍を期待しております。

会社名:松本産業株式会社
住 所:静岡県富士市島田町1-50
電 話:0545‐52‐4429
U R L:https://www.masg.co.jp/


≪5≫編集後記

3月は、旧暦で「弥生」(やよい)とよばれています。草木が生い茂る月、という意味があり、1月2月の寒い一日一日が、3月に入ると、気温が日に日に高くなり、日照時間も増え、自然界のありとあらゆるものが活動を始める時期です。
個人的には好きな月ですが、どうしてもこの時期になると、8年前の2011年3月11日の東日本大震災の事を思い出します。弊社(静岡県沼津市)も会社全体が大きく揺れ、慌てて全員が外に集まったこと、揺れがおさまり、その後休憩室に全員が揃い、緊急速報が流れているテレビを見て、大津波の様子がリアルに伝わってくる映像に、皆で悲鳴に近い声をあげたことを鮮明に記憶しています。
地震列島日本といわれるくらい、一年を通じて地震が各地で発生しています。天災の前に、人間は抗えない弱い生き物であると思ってしまいます。しかし、「人間は考える葦である」と思想家のパスカルが残したことばがあります。
辛い経験を経て、また新しい芽を育てていくのも人間です。力を合わせて復興に取り組んでおられる被災地の皆様に敬意を表します。   

 

PAGETOP